【写真プリント】アスペクト比別で、3つのおすすめプリントサイズを考えてみた

この前ひさびさにヨドバシカメラにあるセルフ印刷機で、白フチなしの「Lサイズ」印刷しようとしたら、思った以上に写真がカットされた”やさく”です。

忘れていましたよ。アスペクト比。

もう「ぐぬぬ」は嫌なのでココに最適なプリントサイズをまとめてみました。

そもそもアスペクト比って?

簡単に言うと「写真の縦横(短辺と長辺)の比率」です。

一眼レフ、コンデジ、スマフォ、撮るカメラによって、写真の大きさが違いますよね?
また、デジカメで動画を撮ろうとすると「ギュッ」と画面の上下がつぶされた感じになった経験はありませんか?

それです。

写真や動画は、撮る機材やモードによって撮れる画の縦横比が違います。
デジカメなどの動画モードですると、カメラがアスペクト比を動画で主流の16:9に変えているから見え方が変わります。

今回は、今主流の一眼レフ、コンデジ、スマフォにしぼって、おすすめのアスペクト比を検証します。

あなたの写真のアスペクト比は?

まずは自分の撮っている写真のアスペクト比を調べてみましょう。

自分のカメラ名をググってみてください。
私だったら「α7Ⅱ アスペクト比」という感じです。
そしたら検索結果にメーカー公式のカメラページが出てきて「仕様」に記載されているはずです。

そして、カメラの機能モードを直接さわって、縦横比(アスペクト比)を確認してください。
カメラによってはアスペクト比を変更できるものもありますので、すでに初期の設定から変更されている方もいるかもしれません。
とりあえず、写真を撮っている今の設定を確認しましょう。

ここで大きく2パターンに分かれます。

アスペクト比 3:2 4:3

みなさんはどちらだったでしょうか?

もしかしたら設定を変更している方は16:9の方もいるかもしれません。

先に言っておきますが、どっちが良いも悪いもありません。
完全に好みです。

パノラマみたいにびょーんと長い写真が好きな人もいれば、Instagramのような正方形、つまり1:1の写真が好きな人もいます。
もう一度言っておきますが、ここではただの確認です。

さて自分の写真のアスペクト比がわかったと思います。

あまり詳しく書きませんが、この違いにはセンサーのサイズが関係しています。
サラッとですが、表にしましたのでご確認ください。

センサー/カメラの種類 アスペクト比 縦横比
35mmフルサイズ 3:2 1:1.5
APS-C 3:2 1:1.5
(マイクロ)フォーサーズ 4:3 1:1.34
コンデジ 4:3 1:1.34

このようにカメラのセンサーサイズによって、最適なアスペクト比が初期設定として設定されているため、カメラによって違いがでます。
「じゃあアスペクト比を変えたら、画質が悪くなるの!?」
という疑問がわいてきそうですが、安心してください。
カメラの中でその比率になるように、本当は写っているものをちょっと隠して調整しているだけです。

で、アスペクト比って大事なの?

正直、印刷をしたり、プロやセミプロのような人たち以外、あまり大事ではないと思います。

ただ!

楽しくない?

いろんな比率があって、カメラで変えられるって知って、好きなアスペクト比探すの

楽しいよね!(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい)

もちろん今回は印刷のときに

「あまり写真が切れてほしくない」
「その場でサイズに当てはめて確認するのが面倒」

を前提にしているので、印刷する方にとっては大事です。

写真のプリントサイズ、Lや六切サイズ、DSCって?

さて、ここからが本題。
写真は大きく2パターンの比率があることがわかりました。

では「いざ印刷!」

と、プリントサービスを見てみると、、、

カメラのキタムラ ネットプリントサービス


「ねぇパパ」
「どれで印刷すればいいの?」
「手のひらくらいの写真でいいよ、、、」

パパ「(;´∀`)ハッハッハ」

……今回は「カメラのキタムラ プリントサービス」を例に、写真サイズを見ていきたいと思います。

たくさん選べますね。
この記事を書いている時点で、白フチの有無も含め、30種類から選べます。
これは普通の紙で1枚の写真を印刷するスタンダードなものですが、良い紙を使ったサービスや、フォトブックサービスなどを加えると、恐ろしい量の選択肢があります。

とりあえず今回は、サイズの話にしぼりましょう。

あまり印刷されない方は、ざっと見てサイズのイメージできますか?
A4やA3、はがきサイズは日常でよく使うのでわかりますが、Lや六切ってイメージわかないですよね?

ここでちょっと整理してみましょう。
※見やすさの都合上、長辺と短辺を入れかえました。

紙のサイズ名 サイズ(mm)
L 127 ✕ 89
はがき(KG) 152 ✕ 102
2L 178 ✕ 127
六切 254 ✕ 203
ワイド六切 305 ✕ 203
A4 297 ✕ 210
四切 305 ✕ 254
ワイド四切 366 ✕ 254
HV 158 ✕ 89
DSC 119 ✕ 89
DSCW 169 ✕ 127
ましかく 89 ✕ 89

こんな感じです。

そして、それぞれのサイズを長辺を基準に、3:X、4:X、16:Xの比率で計算し追加したのが以下の表です。

紙のサイズ名 サイズ(mm) 3:X(2) 比率 4:X(3) 比率 16:X(9) 比率
L 127 ✕ 89 3:2.102(+0.102) 4:2.803(-0.197) 16:11.213(+2.213)
はがき(KG) 152 ✕ 102 3:2.013(+0.013) 4:2.684(-0.316) 16:10.737(+1.737)
2L 178 ✕ 127 3:2.14(+0.14) 4:2.854(-0.146) 16:11.416(+2.416)
六切 254 ✕ 203 3:2.398(+0.398) 4:3.197(+0.197) 16:12.787(+3.787)
ワイド六切 305 ✕ 203 3:1.997(-0.003) 4:2.662(-0.338) 16:10.649(+1.649)
A4 297 ✕ 210 3:2.121(+0.121) 4:2.828(-0.172) 16:11.313(+2.313)
四切 305 ✕ 254 3:2.498(+0.498) 4:3.331(+0.331) 16:13.325(+4.325)
ワイド四切 366 ✕ 254 3:2.082(+0.082) 4:2.776(-0.224) 16:11.104(+2.104)
HV 158 ✕ 89 3:1.69(-0.31) 4:2.253(-0.747) 16:9.013(+0.013)
DSC 119 ✕ 89 3:2.244(+0.244) 4:2.992(-0.008) 16:11.966(+2.966)
DSCW 169 ✕ 127 3:2.254(+0.254) 4:3.006(+0.006) 16:12.024(+3.024)
ましかく 89 ✕ 89 3:3(+1) 4:4(+1) 16:16(+7)

いかがでしょうか。
じつは完璧にマッチしているしているサイズはありません。
つまりどのサイズを選んでも、短辺か長辺のどちらかが少し切れてしまいます。

それぞれの「X」値の差が、基準より小さければカットされる範囲が少なくてすみます。

「3:2」の人におすすめのプリントサイズ

アスペクト比3:2のおすすめプリントサイズ

1位. ワイド六切 (305✕203mm) ※差-0.003

2位. はがき(KG) (152✕102mm) ※差+0.013

3位. ワイド四切 (366✕254mm) ※差+0.081

おすすめ順位
(カットの少ない順位)
紙のサイズ名 サイズ(mm)
1 ワイド六切 305 ✕ 203 3:1.997(-0.003)
2 はがき(KG) 152 ✕ 102 3:2.013(+0.013)
3 ワイド四切 366 ✕ 254 3:2.082(+0.082)
4 L 127 ✕ 89 3:2.102(+0.102)
5 A4 297 ✕ 210 3:2.121(+0.121)
6 2L 178 ✕ 127 3:2.14(+0.14)
7 DSC 119 ✕ 89 3:2.244(+0.244)
8 DSCW 169 ✕ 127 3:2.254(+0.254)
9 HV 158 ✕ 89 3:1.69(-0.31)
10 六切 254 ✕ 203 3:2.398(+0.398)
11 四切 305 ✕ 254 3:2.498(+0.498)
12 ましかく 89 ✕ 89 3:3(+1)

1位のワイド六切と3位のワイド四切は大きいサイズですので、手のひらサイズで考えるのであれば2位の「はがきサイズ」か4位の「Lサイズ」がおすすめです。

「4:3」の人におすすめのプリントサイズ

アスペクト比4:3のおすすめプリントサイズ

1位. DSCW (169✕127mm) ※差+0.006

2位. DSC (119✕89mm) ※差-0.008

3位. 2L (178✕127mm) ※差-0.146

おすすめ順位
(カットの少ない順位)
紙のサイズ名 サイズ(mm)
1 DSCW 169 ✕ 127 4:3.006(+0.006)
2 DSC 119 ✕ 89 4:2.992(-0.008)
3 2L 178 ✕ 127 4:2.854(-0.146)
4 A4 297 ✕ 210 4:2.828(-0.172)
5 L 127 ✕ 89 4:2.803(-0.197)
5 六切 254 ✕ 203 4:3.197(+0.197)
6 ワイド四切 366 ✕ 254 4:2.776(-0.224)
7 はがき(KG) 152 ✕ 102 4:2.684(-0.316)
8 四切 305 ✕ 254 4:3.331(+0.331)
9 ワイド六切 305 ✕ 203 4:2.662(-0.338)
10 HV 158 ✕ 89 4:2.253(-0.747)
11 ましかく 89 ✕ 89 4:4(+1)

実は1、2位のDSC(W)は、4:3(コンデジユーザー)のために作られたサイズです。
ジャストフィットと考えて大丈夫!手のひらサイズならこちらで決まり!
大きいサイズを印刷する場合は「A4」がおすすめです。

「16:9」の人におすすめのプリントサイズ

アスペクト比16:9のおすすめプリントサイズ

1位. HV (158✕89mm) ※差+0.013

2位. ワイド六切 (305✕203mm) ※差+1.649

3位. はがき(KG) (152✕102mm) ※差+1.737

おすすめ順位
(カットの少ない順位)
紙のサイズ名 サイズ(mm)
1 HV 158 ✕ 89 16:9.013(+0.013)
2 ワイド六切 305 ✕ 203 16:10.649(+1.649)
3 はがき(KG) 152 ✕ 102 16:10.737(+1.737)
4 ワイド四切 366 ✕ 254 16:11.104(+2.104)
5 A4 297 ✕ 210 16:11.313(+2.313)
5 L 127 ✕ 89 16:11.213(+2.213)
6 2L 178 ✕ 127 16:11.416(+2.416)
7 DSC 119 ✕ 89 16:11.966(+2.966)
8 DSCW 169 ✕ 127 16:12.024(+3.024)
9 六切 254 ✕ 203 16:12.787(+3.787)
10 四切 305 ✕ 254 16:13.325(+4.325)
11 ましかく 89 ✕ 89 16:16(+7)

実は16:9はハイビジョンのテレビや映画と同じ比率です。手元の写真と見比べると、テレビって意外と横長なんだなと思うはずです。
このアスペクト比に対応したプリントサイズは「HV」のみ。
他のサイズは結構切れてしまいますので気をつけましょう。

結論、アスペクト比ごとに最適なプリントサイズがある。

サイズごとに整理してみると、それぞれの比率にあったプリントサイズがあることがわかりました。

おすすめ順位
(カットの少ない順位)
3:2 4:3 16:9
1 ワイド六切 (305✕203mm)
3:1.997(-0.003)
DSCW (169✕127mm)
4:3.006(+0.006)
HV (158✕89mm)
16:9.013(+0.013)
2 はがき(KG) (152✕102mm)
3:2.013(+0.013)
DSC (119✕89mm)
4:2.992(-0.008)
ワイド六切 (305✕203mm)
16:10.649(+1.649)
3 ワイド四切 (366✕254mm)
3:2.082(+0.082)
2L (178✕127mm)
4:2.854(-0.146)
はがき(KG) (152✕102mm)
16:10.737(+1.737)
4 L (127✕89mm)
3:2.102(+0.102)
A4 (297✕210mm)
4:2.828(-0.172)
ワイド四切 (366✕254mm)
16:11.104(+2.104)

しかし、4:3の方が大きいサイズでプリントしたい場合は多少切れてしまいます。
大中小それぞれのサイズでジャストフィットするプリントがあるとは限らないということです。
事前にカットの大小を調べて、余裕を持った写真データを用意したほうが良いと思います。

作品写真について

これは知り合いの写真家から聞いた話です。
展示される作品写真は、1cm以上の白フチが無いとダメみたいです。

理由としては

紙の劣化はフチから始まるので、全面写真だと写真自体に劣化(黄ばみなど)してしまう

とのことでした。

あと、その方はフォトコンの審査員をしているのですが、データとプリントが選べるフォトコンでは「絶対にプリントでの応募がいい」らしいです。

ご参考までに。

※白フチの話は規定によって異なりますので、何でもかんでもフチが必要なわけではありません。規定に従ってご応募ください。